歌舞伎の楽しみ方 役者の屋号 見物
歌舞伎と言う言葉を聞くと難しいもの、近寄りがたい、また、どういったものか分からないと感じてしまう人も多いと思いますがそんな事はありません。知れば知るほどおもしろくなる、古くから伝わる日本の伝統、歌舞伎について紹介していきたいと思います。
歌舞伎の歴史
歌舞伎は古くからから伝わる日本伝統の演劇です。歌舞伎と聞くと堅苦しい感じがしますが演劇と思ってしまえばあまり違和感はないと思います。歌舞伎の発祥は出雲の国で現在は男性しか役者としてでていませんが、当時は女性の方も演劇に参加していました。
のちに江戸時代、現在親しまれる元禄歌舞伎が登場します。市川団十郎と言う名前は歌舞伎を知らない人でも一度くらい耳にしたことがあるのではないでしょうか。
元禄歌舞伎の頃は東(江戸)の市川団十郎、西(京都)の坂田藤十郎と言われ大いに賑わうことになります。
現在の女形(男性が女性を演じる)はまだなく元禄歌舞伎の少し後になります。当時の歌舞伎役者は今でいうアイドル的存在で女性から絶大な支持を受けていたようです。
歌舞伎の楽しみ方 屋号と家
歌舞伎を見る上で欠かせないものが屋号と家。歌舞伎を見る上で観客席から「成田屋!」「中村屋!」「萬屋!」または、「たっぷりと!」等々様々な声援が飛び交うときがあります。この声援は「さすが○○屋だなぁ、素晴らしい!」と言うような意味合いで使われます。
このあたりはなかなか難しいですが知っていると知っていないとでは違ってくると思います。知っていると歌舞伎を見ているときの周りの状況(観客含)が分かるのでよりいっそう楽しめるのではないでしょうか。
歌舞伎の楽しみ方 成田屋
上に書いた市川團十郎の屋号になります。現在は12代目市川団十郎が活躍しています。特に11代目は海老さまと呼ばれ、その美顔は女性の人気を釘付けにしました。
歌舞伎の楽しみ方 中村屋
こちらも人気かつとっても有名な家になります。新歌舞伎などで有名な中村屋。近年、中村勘三郎を襲名した旧中村勘九郎。中村勘九郎の名もその息子が襲名しました。
歌舞伎の楽しみ方 高麗屋
松本幸四郎家。松たか子の父と言った方がわかりやすいでしょうか。こちらの家は市川団十郎の弟子筋にあたります。
歌舞伎の楽しみ方 沢瀉屋(おもだかや)
市川猿之助家。スーパー歌舞伎と言われるスピーディー、アクロバティックな演劇を行っています。観客を魅了する斬新さが売りでしょうか。
歌舞伎の楽しみ方 播磨屋(はりまや)
私が個人的に好きな中村吉右衛門家。現在は2代目が活躍しています。あまり知られていないかもしれませんが中村幸四郎さんとは実の兄弟で、見た目(失礼)中村吉右衛門さんの方が兄と思いきや、松本幸四郎さんの方が兄になります。
歌舞伎座の楽しみ方
現在の歌舞伎役者はTVの中でも役者として活躍しており、歌舞伎とさらに親しみやすい、又は知るきっかけなどが増えてきたと思います。興味を持ったら歌舞伎座に足を運んでみましょう。歌舞伎座の門構えはとっても独特で前を通るたびについじっくりと見てしまいます。中には和菓子のお店があったり喫茶、カレー、お蕎麦などもあり充実しています。お弁当屋もあるので、歌舞伎の舞台の前で食べるのも贅沢だと思います。もちろん見ながらではなく演劇の幕間に食べましょうね。
チケットの値段ですが2000〜20000円位と考えると良いと思います。三階席が一番安く桟敷(さじき)席が一番高くなります。桟敷席はコの字になっている舞台の両側にあり、上等の見物席といえます。
